インタビュー取材 第6弾!
矢萩運輸株式会社様に取材しました!
現在ぴたり庫に掲載している企業のご担当者様に直撃しているインタビュー、今回は待望の第6弾! 今回も事業内容や今後の展望そしてプライベート等、様々な質問をさせて頂きました! 第6弾は、東京都千代田区に本社を構える「矢萩運輸株式会社」様の代表取締役社長、檜山 高志様(以下、檜山様)と倉庫事業部部長 兼 所沢営業所所長、川野 隆様(以下、川野様)の2名です! |
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1.貴社について教えてください。
檜山様: 弊社の経営理念は、「お客様良し、社会環境良し、従業員良し」の三方良しを要旨として掲げております。
事業内容としましては、倉庫事業・運送事業・請負事業・不動産賃貸事業の4つを柱として展開しております。
川野様:弊社は、創業から90年以上の歴史を有しております。長年にわたり物流業界に携わってきた経験を活かし、お客様の“困った”を物流の力で解決してまいりました。
特に弊社が得意としているのは、“一歩踏み込んだ提案型物流”です。単なる保管や輸送にとどまらず、倉庫レイアウトの改善提案や流通加工の効率化など、お客様の業務内容を深く理解したうえで、最適なソリューションをご提案しております。
トラックは、大型ウイング車3台、4tウイング車3台、3tウイング車6台、2t車3台(箱型)を保有しております。そのうち、3tウイング車3台と2t車3台は、特定のお取引先様の貨物を配送する専属車両として運行しております。
専属車両以外は、自社倉庫で保管している貨物を中心に配送業務を行っております。
拠点は本社を含め全国に8ヵ所あり、そのうち埼玉営業所では毒劇物、指定可燃物、化学品などの保管および荷役を、草加センターでは危険物や毒劇物の保管・荷役業務をそれぞれ行っております。
2.貴社で行っている取り組みを教えてください。
檜山様:現在は特に2つの研修制度に力を入れております。
1つ目は全従業員が必修で受講する研修、2つ目は任意の時間とプログラムで受講できるWeb型研修です。
また、等級制度も導入もしており、社員の皆さんが自身の能力をさらに高められるような仕組みづくりを進めております。
川野様: 運送部門では毎月「運送ミーティング」を開催しており、その中の一つの取り組みとして、ドライブレコーダーの映像やイラストを用いた危険予知訓練を実施しています。
全社的な取り組みとしては、年に1回、全社員が参加する「現場力発表会」を開催してます。各営業所にて行った現場改善の内容をスライド投影で発表します。発表後、特に優れた営業所には表彰を行っております。
また、日々の現場改善活動としては、社員一人ひとりの気づきを「気づき提案シート」にて提出いただき、その中から毎月1名を選出して表彰しています。
3.現在『ぴたり庫』にご掲載中の所沢営業所について教えてください。
川野様:首都圏へのアクセスが良く、物流拠点として非常に利便性の高い立地にあります。お客様の大切な商品をお預かりしている中で、きめ細やかな管理体制と丁寧なオペレーションでご好評をいただいております。
また、倉庫内の作業は自社社員が中心となって行っており、品質と安全面において高いレベルを維持しています。チームワークも良く、明るく風通しの良い職場環境づくりにも力を入れております。
ぴたり庫様にご掲載いただいたことで、新たなお客様との接点が生まれ、サービスの認知拡大にもつながっております。今後も、柔軟かつスピーディな対応を通じて、お客様の多様なニーズに応えられる営業所として成長してまいります。
4.『ぴたり庫』でも多くのサイト内コンテンツを提供しておりますが、貴社でも会社ホームページ上で社員紹介をしたり、動画で各営業所やイベント情報を公開したりと積極的に発信しておりますね。
川野様: 弊社は「人」にこそ強みがあると考えております。
より多くの方に、矢萩運輸の仕事内容や社員の姿を知っていただきたいという想いから、ホームページでのコンテンツ配信を始めました。
お客様先を訪問した際に「社員紹介を見ましたよ」とお声がけいただけると、とても嬉しく感じます。
檜山様:弊社では、ホームページを定期的に更新し、新しい要素を積極的に取り入れることが重要だと考えています。
ホームページの刷新に着手したきっかけは、5年前に私が社長に就任した際、社内で意見を募ったところ、「ホームページを更新した方がよい」と提案してくれた部署があったことです。
当社は新規顧客の獲得を得意としているわけではありませんが、ホームページから問い合わせがあった場合は、比較的高い確率で成約につながっていることが分かっていました。そこで、ホームページを新規顧客獲得の手段の一つとして活用したいと考え、全面的にリニューアルしました。
当初は静止画中心の構成でしたが、動画の方が反響が良いことが判明し、動画制作にも力を入れ始めました。視聴者を飽きさせないよう、編集にも工夫を凝らしています。
また、当社は採用活動にも注力しており、ホームページ内に採用特設サイトを設けています。そのため、面接に来られる方の多くが事前にホームページを閲覧してくださっています。
このように、ホームページの更新頻度を高めることは、営業面・採用面の双方で大きなプラスになると実感しています。
川野様:社長の『サプライズ還暦お祝い』の動画も投稿しましたね。
檜山様:当日は普通の飲み会だと聞いていたのですが、川野がサプライズで色々企画してくれたんですよ。嬉しかったですね。
川野様: 参加する社員には、「社長還暦お祝い会」を企画していることが絶対に社長に知られないよう、念入りに口止めしましたよ(笑)。
5.貴社の今後についてお聞かせください。
檜山様: 現在、弊社には1つ大きな課題があると考えております。それは、所沢営業所に空きスペースが発生していることです。これを満床にすることが、当面の最優先目標となっております。
急激な事業拡大を目指すのではなく、まずは空き倉庫の営業活動を強化するとともに、既存の全業務を一つひとつ着実に改善していくことが重要であると認識しています。
慣れてきた業務については、より短時間・少人数で遂行できるよう見直しを図り、そこで生まれた時間や人手を付加価値の創出に振り向けることで、お客様に「また矢萩運輸にお願いしたい」と言っていただけるようなサービスを提供していきたいと考えております。
6.休日の過ごし方について教えてください。
川野様: 休日はゴルフを楽しむことが多いですね。会社の仲間や取引先、同業他社の方々のゴルフコンペに参加する機会も多く、気づけば週末はほとんどゴルフ場にいることが多いです(笑)。
プレーを楽しみながら自然とコミュニケーションが深まるので、リフレッシュと交流の両方を兼ね備えた大切な時間になっています。
また、休日には部下たちと食事や飲みに行くこともあります。そうした場では、基本的に私から仕事の話はしないよう心がけています。あくまで“オフの時間”として、リラックスして話ができる雰囲気を大切にしたいと考えているからです。
もちろん、部下から相談を受けた場合は、真摯に耳を傾け、必要に応じてアドバイスを行っています。こうした何気ないやり取りの積み重ねが、信頼関係の構築につながっていると感じています。
檜山様: 私の場合、週末は土日のどちらかでテニスを楽しむことが多いです。最近は、テニスのマッチングサイトにも参加しています。住所やレベル、練習メニュー、希望する時間帯などをサイト上に登録すると、条件が合う相手とマッチングされ、対戦ができる仕組みです。公営のテニスコートを予約し、参加者同士で費用を折半すれば、1回あたり数百円程度でプレーできます。
また、テニスは性別や年齢を問わず誰でも楽しめるスポーツなので、幅広い世代の方とプレーできることもテニスの大きな魅力のひとつです。
ぴたり庫サイト管理人より
今回の掲載企業インタビューは、矢萩運輸様側から2名で参加したいとご意向をいただきました。初めての試みでしたが、矢萩運輸様の経営理念から各営業所の得意業務まで広く深くお話を伺うことができました。
冒頭の写真に写る檜山様と川野様の間に掲げられた「笑」という文字は、故・矢萩喜惠子氏による書です。
矢萩氏は、矢萩運輸株式会社の元会長であり、書家としても活動しておりました。今夏就航予定の「飛鳥Ⅲ」の船体揮毫も手がけた実績を持ち、その筆致には多くの人々の心を動かす力があります。
この「笑」には、お客様や従業員が常に笑顔でいられるような会社であり続けたいという願いが込められているそうです。
「現場力発表会」のように全ての社員と交流する場が多く、社長である檜山様や川野様が「役職に関係なく、現場の社員とも積極的にコミュニケーションを取るようにしている」とおっしゃっていたことから、矢萩運輸様の社員の方々の距離が近く、意見を出しやすい雰囲気ができているのだと感じました。
お二方ともインタビューにご快諾いただきありがとうございました!